46610から

こわくない朝と夜を迎えにいく。

2.何度目かの「ころしてくれ」

 

 

死にたいよりも、ころしてくれと思うことが多い。

思い出したくないことばかり思い出してしまう度に、心が叫ぶ。

 

 

でも、べつに死にたいわけでもないし、

本当に殺してほしいわけでもない。

 

ただ、忘れたい。

 

 

 

 

寂しいとか、後悔とか、そういうのが多すぎる。

 

 

いつまでこんなことを続ければ、

何度こんな気持ちを味わえば、

おわるのだろう。

 

 

長すぎるし、遠すぎる。

 

 

 

だけど、わたしは、生きててよかったと思える夜があることも知ってる。

 

だから、しょうがないから

明日も目を覚まして生きていくしかない。

 

 

 

とにかくいまは、この胸の痛みが

早くどこかへ消え去ってほしいと願うだけ。

耐える、そんな夜。